明治20年(1887年)の創業以来、川渡温泉の地に根ざし続ける老舗豆腐店「遠藤屋嘉吉」。東京・隅田川に初めて鉄橋が架けられたその年に創業された歴史には、趣のある深みがあります。
名物のくるみ豆腐は、滑らかで上品な甘さを湛えた逸品。口に含むと、くるみの豊かな香りとともに優しい味わいが広がり、まるで懐石料理の一品のような奥行きを感じさせます。ごま豆腐も人気の商品ですが、やはり多くの人が手土産や思い出の味としてくるみ豆腐を選ぶそう。
程よいサイズ感と約400円の親しみやすい価格も魅力のひとつ。地元の方はもちろん、訪れる旅人の心をつかんで離さない味です。
訪問の際は、不定休の可能性もあるため、事前の電話確認をおすすめします。口に運ぶたびに歴史を感じる、川渡温泉の美味しい宝箱です。